365日後に辞める女

2020年度で会社を辞めようと決意した(けど結局辞めていない)女の備忘録

358日「自分の頭で考えろ」

皆さんは「座右の銘」をお持ちですか?

 

唯一の座右の銘があるという方は少なくても、

大切にしていてる言葉がある方は多いのではないでしょうか。

 

私にもいくつかあります。

 

 

良く思い出す言葉

中でも一番頻繁に思い出すのがこれです。

 

「考えろ、考えろ、マクガイバー

伊坂幸太郎の小説『魔王』の主人公・安藤の口癖ですが、

中学生のときに出会って以来ことあるごとに蘇る言葉です。

主人公の安藤は、大衆が一人の政治家に熱狂して思考を放棄していく中で、

その流れに飲み込まれず、「考えろ、考えろ」と唱え続けた。

そして、これはおかしいと思った時に行動をしたんです。

 

読んだときしびれました…カッコいい…!と。

自分の頭で考えて、おかしいと思ったら何と言われても行動できる人になりたいと

正義感溢れる中学生の自分は思っていました。

 

そのためか、問題に直面するたびに割と考えてきた方だったと思います。

 

 

でも甘すぎました・・・・反省しきり。

 

自分の頭で考えているかなぁ…(自省)

今、直面したことのない緊急事態の中で色々な情報が飛び交っています。

 

私は正直、コロナがこんなに大変なことになるなんて思っていませんでした。

「若者は重症化しない」、「インフルエンザで死ぬ人の方が多い」

「騒ぎすぎ」…こんな声が流行初期は多かったですよね。

私もそれを聞いて、「そういうもんか」と思って同調していました。

舞台が好きですから、楽しみにしていた公演が中止になったり、

一時再会した劇団がものすごくたたかれたときには内心憤慨。

ブロードウェイが公演を続けているのを見て「さすがやな」とか言ったりして…

 

未知のものをなめてかかっていたわけです。

 

状況は刻一刻と変化しました。

そしてついに、緊急事態宣言が発令されるという事態にまで悪化。

 

ここまでで、流れる情報の内容もどんどん変化しましたよね。

大多数の人が信じていたことが次々と覆される様子を目の当たりにして、

(これは仕方のなかったことだと思いますが…)

「考えろ考えろ、マクガイバー」という言葉をただ思い出していただけで、

安藤と作者の想いを全く受け取れていなかったんだと反省しました。

 

現時点での私の考え

私が得ていた情報は、海外の対応を礼賛して日本政府の対応をけなすものが

とても多かったです。

しかし今の状況を見ると、

礼賛されていた海外の対応が正しかったようにも見えないし、

けなされていた日本政府の対応が変なものばかりであったとも思えません。

 

冷静に、客観的に事実を見極めなければいけなかったです。

カッと熱くなって批判するのは簡単ですが、

じゃあどうすればいいのか?何が求められているのか?

を考える方に頭をシフトできていただろうか…

私はできていなかったです。

 

反省した後は、行動を変えなければ!

ということで気持ちを切り替えて行動します。

自粛期間が「自分の頭で考える」良い訓練の時間になるのではないか。

自分にも自分に似た世の中の人たちにも期待しているところです。

 

コロナが収束し自粛期間が終わった時、どんな世の中になっているんだろう。

まずは友達、家族と会える喜び、遊びに行ける喜びをかみしめるはず…

 

そして、みんな選挙に行くと思うんですがどうでしょう。

 

楽しみになってきました。

良く考えて、健康に過ごしたいと思います。

 

皆さんも、くれぐれもお気を付けて…!