320日 記者になった友人の話を聞いて心が浄化された
今週は編集期間だったので一週間が秒でした!久々に締め切りに追われたためか、3日連続で奇妙な夢を見ました(笑)
編集期間に入る前、大手新聞社に就職した記者3年目の友人と大学卒業ぶりに連絡を取りました。その友人との雑談で心が浄化されたので、書き残します!
連絡を取った理由
このコロナ期間に何人かの友達と話した私は、彼女たちの考え方に引きずられ、この国で生きていくことについて無力感を覚えてそうになってしまっていました。
そんなとき無性に話したくなったのが、記者になった友人T君です。彼は大学時代のゼミが一緒だったので関わりはあったものの、特に仲が良いというわけではありませんでした。ただ、「とにかくまっすぐな性格の人」という印象がありました。
まっすぐ人間の彼は、日々報道を続ける中、私のほかの友達のように無力感を覚えたりしないのか?どうやってモチベーションを維持してるのか?と疑問に思い連絡を取りました。
Q&Aでまとめちゃいます!
2時間くらい電話したのですが、特に印象に残ったことをざざっとまとめます。
Q.なぜ記者になったの?
A.米軍基地が家の側にあったから、安全保障問題に興味があった。それから、少子高齢化にも。
Q.同期は何人いるの?
45人くらい。今までに辞めたのは1,2人。タフなやつが多い。
Q.今は何をしているの?
4月から市役所担当になって、コロナ関係の記者会見に行って記事を書くことが多い。専門家に電話取材したりもしてる。1日に2~3本記事を書いてる。
Q.今後報道したいことは?
就職した時と変わってきている。初任地の広島で西日本豪雨があったから、災害や防災の報道にも関心が出てきた。コロナを取材していても、2009年の新型インフルエンザ対策で得た知見も活かされていると感じた(ドライブスルー検査など)。
Q.ネットの情報についてどう思う?
やっぱりフィルターバブルの影響で、分断が大きくなっているように感じる。情報という洪水の中にいるとどこかにしがみつきたくなるから、一つの止まり木に人がどんどん寄っていっていくんじゃないか。極端な意見はイエスかノーでわかりやすいけど、視野を広く持たないといけないと思う。他者を理解することで、垣根を越えて交わっていかないと生きていけないと思う。
Q.モチベーションはどうやって保ってる?
モチベーションがなくなることがそもそもない。この仕事が向いてるんだと思う。あとは、新聞記事は後世にまで残るものだし、歴史の一ページを書き残してるという意識でいるとやる気が出る。
Q.記事を書いていて無力感を覚えたりしない?
一人でも多くの人にというよりは、一人でも二人でも届けばいいと思っている。家族の中で話題になって考えるきっかけになればいい。バズることを求めて書いたら終わり。
心が浄化された
T君とは2年以上連絡を取っていなかったのですが、まったく擦れることなく変わらずまっすぐ人間で安心しました。ここまで純粋な気持ちで仕事を続けられるってすごいなと思います。
そして、記者という心身ともにハードな職業で信念をもって頑張っている同世代がいることに刺激をもらいました。狭い自分のフィールドから出れば、無力感など微塵も感じずに生きている人がたくさんいるんだろうな~。「世の中捨てたもんじゃないな」と思いました。私もできる限り、ばりばり前向きに生きていきたいものです!
勇気を出して連絡を取ってみてよかったです。気になる人に連絡するには今は本当にいい機会ですね。