365日後に辞める女

2020年度で会社を辞めようと決意した(けど結局辞めていない)女の備忘録

305日 ニジプロジェクトの編集が素晴らしい

こんにちは。

近頃は時事問題について考えることが多かったですが、今日は最近はまっているコンテンツについて書きます!

 

それは…「ニジプロジェクト」です。

 

 

「ニジプロジェクト」とは

ざっくり言うと、新しいガールズグループをデビューさせるプロジェクトのことです。

Nizi Project(ニジプロジェクト)は、韓国大手事務所JYPエンターテイメントとソニーミュージックによる共同ガールズグループプロジェクトである。メンバーそれぞれの色(個性)が重なり、美しい光を放つ”虹”のような存在を発掘・育成するというJ.Y. Parkの想いから「Nizi Project」と命名された。

JYPエンターテインメントは、TWICEの所属する事務所です。

2019年7月中旬より、日本国内8都市(札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄)、ハワイ、LAを含む全10箇所でグローバル・オーディションを開催。応募者は1万人超。

3次審査では、総合プロデューサーJ.Y. Park (パク・ジニョン) が直接審査し、合格者を26人選抜。26人の合格者は、東京で4泊5日の合宿トレーニングに参加し、その中からデビューのための(韓国へ行く)メンバーを選抜。Nizi Project パート1では、地域オーディションから東京合宿の模様を放送した。第10話にて韓国へ行く14人が決定。

その後、韓国・JYPトレーニングセンターにて6ヵ月間デビューに向けた練習を行い、最終デビューメンバーを選抜。最終デビューメンバーは、グローバルガールズグループとして2020年11月デビュー予定。

Wikipediaより)

 

現在は、韓国でのトレーニングの様子が、HuluやYouTubeといったインターネット配信に加え日テレのスッキリでも定期的に放送されています。

私は若干波に乗り遅れ、パート1の最終選考から見始めました。今はパート2(韓国でのトレーニング)を追っているところです!

 

編集の素晴らしポイント

この番組、内容が面白いのはもちろんなのですが、特に私が素晴らしいと思うのは「編集」です。

 

①前向きな反応を補足するテロップ

私はもともとオーディション番組が大好物なので、今までにも似たような番組をたくさん見てきました。アニーのオーディションに始まり、劇団四季オーディション、宝塚音楽学校受験、ハロプロオーディション、バレエ学校の密着、ドキュメンタリー映画も見てきました。

オーディションは競争の世界なので、嫉妬や焦りなど、人が普段表に出さない感情が出てくることもある。そのため一歩間違えると誰かが悪者に見えてしまう編集になってしまう恐れがあります。これまで見てきたオーディション番組は、誰も悪者に見えないよう、ドキュメンタリー番組として客観性を保って編集する努力をして作られていると感じてきました。それが普通だと思っていましたし、それで十分面白かったです。

 

それに対してニジプロジェクトの編集は、客観性には欠けているように思います。テロップでの補足説明がかなり多いです。例えば、ほかのグループのパフォーマンスに対する反応に「心からのお祝いの拍手を送る参加者たち」とか「良かったよ~」といったテロップをつけています(実際の発言をフォローしているわけではなく)。

そういう気持ちであろうという推測で、前向きな感情のテロップをつけているんです。

見始めたときは、こういったテロップに戸惑いました。「彼女たち、そんな良いことばっかり考えてるのか~??」と思ったり(笑)ですが、徐々にその編集に慣れ、私のひねくれていた気持ちがどんどん素直になっていくのを感じました。今はまっさらな心で彼女たちに感情移入しています。こういうのもありだな!と思うようになりました。

 

②尊敬、感心の表情を切り取る

もう一つ素晴らしいのは、他のメンバーのパフォーマンスに対する、尊敬、感心の表情を切り取るところです。パフォーマンス中の驚いている反応だったり、ほめられているメンバーを嬉しそうに見つめる表情だったり。そういうカットを挟んでくれているので、見ていてとても気持ちがいいです!

もしかしたら、彼女たちが見せる表情を素直に撮ったらそうなっただけ(それはそれで素晴らしい)なのかもしれないですが…

だとしても、悪意のある編集をしようと思えばいくらでもできます。例えば、ほかのメンバーが良い評価をされているのを聞いて険しい表情をしているように見せることなんかは、別のタイミングのカットをはめてしまえば簡単にできちゃいます。が、ニジプロジェクトの編集にはそれがありません。

実際には、余裕がなくなって他人に優しくなくなってしまう瞬間もあると想像します。他のメンバー(つまりはライバル)のパフォーマンスが良い評価を受けたとき、嫉妬の表情が出たりすることもあるんじゃないかと思います。そういったカットを使うのも、人間ドラマを作るうえでは悪くないでしょう。でも、意図的にそんな表情ばかりをつないで編集するのは本当に良くないです。意味なく視聴者を敵に回すことになるからです。

カメラが回っていない部分で何が行われているかはわからないですが、純粋に努力と挫折と成長を切り取ってくれるニジプロジェクトの編集が私はとても好きです。頑張る若者に対する、制作サイドの愛を感じますし、視聴者への心遣いも感じます。

 

ドキュメンタリー番組の編集の難しさ

こういったドキュメンタリー番組は、完全に創作されているドラマとは違い、制作者の編集によって登場する人たちの人物像が変わることがあります。できるだけリアルに近い状態にしようと努力して編集しているとは思うのですが、完全に現実と一致させることは不可能だと思います。

なので、見る側のスタンスが相当大切になります。良くも悪くも、見ているものは実際に起きていることのほんの一部分で、大部分はカットされていること、制作者によって切り取られたものを見ていることを忘れずに。ドラマの一種として楽しむ感覚を頭の片隅に置いておくようにしないといけないですよね。

 

ぜひ一度見てね

編集の好きポイントについてつらつら書きましたが、内容も面白いです!プロデューサーのJ.Y. Parkさんの人柄も本当に良い!!

BGMが大げさな感じがするとか、テロップの補足が多すぎて想像できる余地がないなど、私の好みではないところももちろんありますが(笑)それにしても、愛に溢れた編集のおかげもあって、純粋な気持ちで感情移入できる内容になっていると思います。お時間あればぜひ一度見てみてください!

続きが待ち遠しい~~!!!

niziproject.com