335日 一人暮らし一年目を振り返る
今日で元号が令和になってから1年経ちますね~
私は、令和元年の初日という記念すべき日に、社会人1年目の終わりというタイミングで一人暮らしを始めました。
つまり、一人暮らしを始めて本日で1年となりました!
長かったような短かったような・・・
ということで今日は、一人暮らしをしてみての現在の気持ちを書いておこうと思います。一人暮らしを始めようか悩んでいる方がいたら、もしかすると参考になるかもしれません。特に一人っ子の方は共感できることがあるのではないかと思います。
一人暮らしを振り返る
一人暮らしを始めた理由
通勤時間
一人暮らししようかな…と思い始めたのは、単純に「家が職場から絶妙に遠かった」からです。家から会社までドアtoドアで1時間30分~1時間45分くらい。
ほぼ毎日1,2時間の残業をするので、21時に終わっても帰宅したら22時半過ぎ。翌日は8時過ぎに出発…地味~に疲れてきていました。
決定的な理由
そして決定的だったのは、
「このままでは自分の人生を歩めないぞ!?」という危機感を持ったことでした。
実家暮らしのままであれば、
いくら仕事が大変でも、家に帰れば親がご飯を用意してくれていて、 可愛い犬もいて、面白いテレビを見てみんなで笑いあえる。貯金も貯まる。
とっても幸せなことです。
でも、もしこのぬるま湯につかり続けていたら?
若い今だからこそできることが、この環境にいてはできないんじゃない?
親がいなくなった後どうするの?
今の仕事のままこれから満足な生活ができるのか?
…という様々な疑問と焦りがわき上がることが増えてきていたのです。
一人っ子って
私は一人っ子なのですが、一人っ子は、親がいなくなることの恐怖が兄弟のいる人よりも大きいんじゃないかと考えることがあります。
唯一すべてをさらけ出している相手であり、いつも自分を見ている存在である親。そんな存在がなくなった時の不安、心もとなさを想像すると怖くなるという感じです。
そんなことないでしょうか?私だけかな…
考え方や性格は、到底ひとくくりにはできないので、「こんな感じ方をしている人もいるのね~~」くらいに思っていただけたらと思います。似たような方がいたら嬉しいですが!
他にも、上司から「一人暮らししないの?」と頻繁に聞かれていたことや、友達からルームシェアの相談が来ていたこともあり(しなかったけど)、一人暮らしを考え始めてからわりとすぐに家を決めて契約しました。
(知らないうちに不動産屋に行き、内見も終わらせ契約してしまったので母は驚いていました)
1年経って思うこと
とはいうものの、一人暮らしを始める前は、自分が一人っ子であることもあって、「親と離れる不安」と「親が寂しがるのではないかという心配」がありましたし、
同時に「お金が貯まらない、もったいない」という気持ちもかなりありました。
実家を離れる直前は本当にさみしかったです。
よく家でこっそり泣きました(笑)
一人暮らしを始めて1か月くらいは、時折無性に両親と犬に会いたくなり、お母さんのおさがりのストールから母の香りがして泣いたりしていました。やばいでしょうか?笑
大学の時に地方から出てきた友人が「新幹線でさみしくて泣く」と言っていたけど、その意味がよ~くわかりました…!!
しかし!!
それから1年が経った今思うのは、
「一人暮らししてほんとによかった~~!!!」
これです。
風邪をこじらせて軽度の百日咳になったとき、
台風で警報が出まくっていたとき、
残業100時間を超えたとき…などなど、しんどい局面はちらほらありました。
でもそれ以上に、一人暮らしをして良かったことが、すんごくたくさんありました。
一人暮らしを始めて良かったと思うこと
一人暮らししてよかったなと思うのはざっとこんなことです。
- 家族への愛が増し、一緒の時間を大切にできるようになる
⇒離れてみてしみじみとわかる、ありがたさ。適度な距離感は大事!
- 自己分析が最高にはかどる
⇒自分が何に時間とお金を使うのか?どういう生き方をしたいのか?などが見えてくる
- 親を一人の人間として見られるようになる
⇒親の言うことがすべてではない、間違うこともあるんだなと思うように
- フットワークが相当軽くなる
⇒習い事を始めたり、マッチングアプリをしてみたり(笑)
もちろん、家事をするので生活能力は高くなります。
実家暮らしでは持てなかったであろう考え方も芽生えました。
- 生活への安心感が心の余裕につながる
- 結婚してもしなくても誰かに頼りきりという生き方はしたくない
- 人は変わる
など。
1年前よりずっと常識人になったし、自我を持った人になってきたと思います。この年になって、自分の人生を生き始めたと感じています。お恥ずかしいですが。
今考えると、一人暮らしを始めるまでの自分は「自分で決めてやってきたこと」が本当に少なかったです。高校も、大学も親に流されるように決めてきましたし、そのことで不便をしたこともなかったので、それを疑問視したり反発しようとしてみることもなかったんです。
例えばものすごく憂鬱だった習い事が一つあったのですが、「辞める」という発想がなく、結局数年続けました。今となってはなんで続けていたのか本当にわかりません…(笑)
私も自分で選択できることがわかり、それが自身につながってきたと感じます。
両親も、別れるときはさすがにさびしそうにしていましたが、今は自由が増えた時間をのびのび楽しんでいるようです。もともと二人の世界に私はいなかったわけですからね、そんなに心配いらなかったのかも(笑)
親子の結びつきというのは良くも悪くもとても大きいものだと思いますが、
こうやって親と子供はお互いに自立していくものなんだなぁと感じています。
早い人はとっくに経験しているんでしょう!
私の場合は反抗期もなく、この時期になりました。
これからのこと
今、親のありがたさを繰り返しかみしめつつ、自分の人生をやっと歩み出した喜びも味わっています。
大人になっていく辛さより、今は冒険を始めたような楽しさの方が大きいです。
まだまだ相当気楽なもんです。
そして、現状に満足していないことも良い意味ではっきりしてきました。
やってみたいことがいっぱいあります。
この勢いがあるうちに、怖いもの知らずで両親も元気でいてくれるうちに、やりたいことをやってみて、自分の好きな自分になりたいと思っています。
もし 、親御さんが元気で、離れて暮らしてもお金の心配がないのなら(私は正直カツカツですが生きていける)、一人暮らしを始めることをおすすめします。
コロナで実家に帰れないのはやはり辛いですが、今はじっと耐えます。次帰るときが楽しみです!